宿り木のこと

針葉樹ともう一つ、12月のAera+cure °に欠かせないのが宿り木。

名前の通り、木に寄生する植物です。今頃の季節から春先にかけて、葉を落とした木の枝に、鳥の巣のように見える緑色の枝の塊、それが宿り木。宿り木は冬でも緑のままなので、今の季節が一番目立ちやすいです。
 
大地に根を張らずに、冬でも緑を保っている姿に、古代の人は、神秘的な力を感じました。特に木々を神聖視していたケルト人は、特別な力が宿っているとして大切にしていました。重要な儀式は必ず宿り木に寄生されたオークの下で行われていたようです。
また、冬の寒さを免れるために妖精が住んでいるともいわれたり、非常にスピリチュアルな要素をもった宿り木。

海外ではクリスマスと関係が深い植物として知られています。クリスマスの植物といえば、もみの木や柊などが日本では一般的ですが、海外には宿り木を玄関に吊すという風習があります。これは、その下を通ることで、魔除けになる、また、宿り木がもっている不死の力を得るというような意味合いがある一方で、愛をもたらす力もあるとされているのです。
 
クリスマスに宿り木の下でキスをすると、その二人は永遠に結ばれ、家族が宿り木の下でハグをすると宿り木が持つ幸運と長寿の力を得て親愛を強めることができるとも云われています。

Aera+cure°では毎年クリスマスが近づくとこの宿り木の枝を捜し求めて、玄関先に吊します。春先ぐらいまでは、飾っていますので、どうぞ宿り木のパワーを授かって下さいね。

Christmas and mistletoe.
Mistletoe have the spiritual force.

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